Symphony https://symphony.com/ Connecting financial markets workflows Mon, 15 May 2023 12:37:51 +0000 jp hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.5.5 https://symphony.com/wp-content/uploads/2020/03/favicon-1.ico Symphony https://symphony.com/ 32 32 クラウドの進化に乗り遅れないために https://symphony.com/jp/ja/case-study-ja/ja-keeping-up-with-cloud-evolution/ Fri, 05 May 2023 15:11:57 +0000 https://symphony.com/?p=17994 良くも悪くも、そしておそらくすべての事業分野でもそうであったように、パンデミックは金融サービス業界に潜在していたトレンドの多くを加速させました。一夜にして、ほとんどすべてが瞬時に前進したのです。例えば、凝り固まった慣習を打破するようなテクノロジーの採用に消極的なユーザーや、企業のリソースや技術スタックの管理方法など、一見すると永遠に業界の足かせとなっていた慣習が、突然ギアを上げて動き出しました。変革は急務となったのです。

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クラウドの進化に乗り遅れないために

良くも悪くも、そしておそらくすべての事業分野でもそうであったように、パンデミックは金融サービス業界に潜在していたトレンドの多くを加速させました。一夜にして、ほとんどすべてが瞬時に前進したのです。例えば、凝り固まった慣習を打破するようなテクノロジーの採用に消極的なユーザーや、企業のリソースや技術スタックの管理方法など、一見すると永遠に業界の足かせとなっていた慣習が、突然ギアを上げて動き出しました。変革は急務となったのです。

Cloud9は、経験豊富な元トレーダーやトレーダーボイス業界のベテランが推進する企業として、顧客と絶え間ない対話に取り組みトレーダーボイステクノロジー業界を形成し、主導していくことを目指しています。それら顧客からのダイナミックで深い知識の共有により、いくつかの機能がパンデミックを得て市場の加速的進化の一部として頭角を現しました。

クラウド時代の到来

私たちは今、クラウド時代に生きています。

家庭では、個人データや仕事用のファイルをクラウドに保存して、簡便に複数のデバイスから取り出せるようにしています。職場においても、当初は躊躇していたものの、今やあらゆる規模の企業の多くがクラウドのメリットを完全に受け入れています。この傾向は、クラウドリージョンへの投資を拡大するというGoogleの最近の決定にも見ることができます。テクノロジー大手のGoogleは、現在世界34カ所で展開しているGoogleのクラウドリージョンに、新たにマレーシア、タイ、ニュージーランドの3つのアジア太平洋地域を追加したことを発表しました。

クラウドが地理的に拡大し、機能的に深化するのに伴い、その可能性は企業にとってますます魅力的なものとなっています。

OTCex Hong Kong のCEOであるEric Rabot氏は、

「ビジネス戦略やニーズの進化に伴い、オフィスの拡張や新設が必要になったとき、Cloud9のトレーダーボイスプラットフォームの拡張性と設定の手軽さは、これまで検討した他のソリューションと比較して際立っています。クラウドベースの音声通信プラットフォームであることによって、より早くビジネスを開始し、より早く取引先と接続できる。金融市場でビジネス上の優位性が得られ、高く評価しています。」

と述べています。

クラウドソリューションにより、これまで以上に高いセキュリティとデータ耐障害性が実現し、企業は俊敏性を保つだけでなく、コンプライアンス(特定のデータ保存要件を含む)を遵守しながら低レイテンシー(遅延)を維持することが可能になります。データ抽出、音声の業務との連携や分析など、あらゆる分野を網羅するAPIにより、クラウドソリューションは最先端のターンキー方式のエコシステムを提供し、金融機関は本来の業務である投資や取引に集中できるようになります。

トレーディングにおける音声のデジタル化

複数の資産クラスで電子取引の導入が進み、音声取引における長年のコミュニケーション慣行が新たな展開を迎えるなど、デジタル時代の到来とともに近代化は避けられないものとなっています。

私設回線の接続ごとに費用を払い、当事者間で回線を開設するために手間暇を費やさなければいけなかった時代は終わったのです。もちろん、様々な企業の多くは、未だに古い技術やシステムを活用していますが、実際クラウドベースシステムの方が、従来のディーリングフォンより低コストで導入でき、高い効率性と効果を発揮しています。当社のバイサイド企業のマルチアセットトレーディング責任者に話を伺うと、「従来システムに固執する方が、クラウド・ソリューションに移行するよりもコストがかかると考えている」と話していました。クラウド・ソリューションに移行するという作業時間の先行投資は生じますが、どこからでも仕事ができる利便性、全体的に向上した機能と分析性、そしてCloud9コミュニティに参加することによる取引相手数の大幅な増加による利益性によって、ほとんどの企業が移行するのは時間の問題と言えるでしょう。

Cloud9トレーダーボイスソリューションは、初めからインターネット/Wi-Fi接続でパソコン、ノートパソコン、タブレットなど様々な作業デバイスで最適に動作するソフトウェアファーストのディーリングフォンアプリケーション(USB対応ディーラーフォンハードウェア付き)として設計されています。つまりCloud9は、オフィスだけでなく自宅でも有効に機能し、ユーザーはどこからでもシームレスで信頼性の高いリモートワーク体験が可能です。緊急事態宣言のさなか、Cloud9は多くの銀行の何千人ものユーザーが自宅からシームレスに仕事をし、ビジネスを円滑に進められるよう支援してきました。私たちと一緒にプロジェクトに取り組んだ株式取引責任者は、Cloud9がグローバル銀行のオフィスディーリングフォンソリューションとして導入された際に、パンデミック中に在宅勤務や長期間の海外出張があっても、オフィスにいるかのようにシームレスにトレーダーボイスにアクセスし続けることができることを評価しました。

多くの企業が、クラウド環境でも安全に業務が行え従来の環境より、コスト削減メリット及び費用対効果が高いことを認識しはじめているなかで、次は他にどのような企業がこのコミュニティに参加してるかが重要な要素となってきます。取引をするためには、ディレクトリーで取引先を探し、両社が瞬時に接続できる状態である必要があるからです。

実際に多くの企業はクラウドに移行しつつあります。シカゴ・オプション取引(CBOE)は、在宅勤務など柔軟な勤務形態を選択する取引会社の増加に伴い、最近ハイブリッドな立ち合い取引所を立ち上げました。音声取引において、Cloud9のコミュニティの急速な拡大とそれによるネットワーク効果は、ユーザーにとって魅力的な価値提案になっていることがわかります。

技術スタックの刷新ラッシュ

テクノロジーの進歩がさらに加速し、俊敏な競合他社が最新技術を活用する中、朽化し時代遅れになりかねない独自のソリューションを抱えている企業は取り残される危険性をはらんでいます。効率的なクラウドソリューションに移行した企業は、進化する規制要件や取引の把握・報告義務に対応できる技術的柔軟性により、同業他社に先んじることができます。このようなプラグ&プレイモデルにより、企業は状況の変化に即座に対応することが可能になるのです。例えばコロナ禍で在宅勤務の導入に対応せざるを得なかった企業は、安全で包括的なエコシステム内で提供できる、コンプライアンスに対応したセキュアな音声録音と明確なメタデータ追跡ができる費用対効果の高いソリューションを突然探し回るはめになりました。

Liquid Capital Australiaの最高情報責任者であるChris Judson氏は

「現段階では、ニューノーマルを支えるインフラに投資することが重要です。つまり、多大な先行投資や長期的なコミットメントなしに俊敏性、効率性、柔軟性を向上させるものです。まさにこれらを提供できるのがクラウドソリューションなのです。」

と話しています。さらにクラウドに備わった柔軟性により、企業は事業の優先順位の変化に合わせてシームレスにスケールアップやスケールダウンすることを可能とします。

もう後戻りはできない

ヘミングウェイの言葉を借りれば、技術的変化は「徐々に」それから「突然」の2段階で起こります。AIやビッグデータから機械学習、クラウドコンピューティングに至るまで、新技術がますます安価で強力になるにつれ、金融機関は収益を上げ、これまでにない競争力を確立するための新たな道筋をしきりに模索しようとしています。パンデミックはクラウドベースソリューションの重要性を浮き彫りにしました。現在、Cloud9のようなソリューションに注目する先見性のある企業の数が増えています。私たちはそのような企業のパートナーとなり、新しい音声取引環境を俊敏かつコンプライアンスに則った方法で可能にするため、支援しています。目標はどの顧客も同じで、中核となる活動に集中して、その事業の将来性を担保することです。これは、収益性の高い取引戦略を策定し、それを高度なスキルを持つ従業員が、どこにいても、市場で入手可能な最高の技術を使いながら、シームレスに実行するということです。

Cloud9とトレーダー・ボイス業界向けソリューションの詳細については、こちらからお問い合わせください。

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広島銀行がシンフォニー・コミュニティーに参加

東京、2022年12月21日 – 金融マーケットインフラとテクノロジープラットフォームのリーディングカンパニーであるシンフォニーは、広島銀行が50万人を超える金融プロフェッショナルのコミュニティに参加し、日本の地方銀行としては初めてコミュニティに参加したことを発表しました。

シンフォニーの日本におけるコミュニティメンバーには、メガバンク3行、大手証券会社、オンライン証券会社、資産運用会社、信託銀行、マーケットインフラ等が含まれます。シンフォニープラットフォームの日本語版は2018年にローンチされ、ユーザーは日本向けに構築されたユーザーインターフェース(UI)を通じて世界中の顧客や取引先と繋がることができます。広島銀行は、世界の金融サービス業界のユーザーからなるコミュニティを活用することができます。

広島銀行の資金証券部 資金課長である大田泰之氏は「市場部門における外部も含めたコミュニケーションについては、依然、電話を中心としたものとなっており、長い間変化がありませんでした。今般、シンフォニー社が提供するコミュニティに参加することにより、情報伝達の正確性・保存性・即時性等が大幅に改善されることが期待されます。また、今後は言語解析・AI等の技術を活用した市場業務DXにも活用していきたいと考えています。」と述べています

「日本の地方銀行は、資本市場にとって極めて重要です。広島銀行がシンフォニー・コミュニティに参加することは、同社の増大する顧客のニーズに対するコミットメントと、日本の金融機関をサポートするというシンフォニーの努力を示すものです」と、シンフォニーのAPAC担当マネージング・ディレクターのマリー・パットンは述べています。

広島銀行はシンフォニーのインフラを活用し、多数の取引先との取引照合や決済プロセスにおいて効率的なリアルタイムワークフローを構築できるようになります。このような取り組みを通じて、広島銀行の資本市場への投資はさらに加速され、安全でコンプライアンスに準拠したコミュニケーションがビジネスの拡大や業務の効率化につながることを期待します。

シンフォニーについて

シンフォニーは、最も安全性が高くコンプライアンスを遵守したマーケットインフラであり、テクノロジープラットフォームです。プラットフォームはソリューションの構築やインテグレーションを容易にし、金融サービスのワークフローの自動化とイノベーションを実現します。50万人以上の金融プロフェッショナルが参加する活気あふれるコミュニティと信頼されたディレクトリにより1000以上の企業にサービスを提供しています。シンフォニーは2,000以上のコミュニティが構築したアプリケーションやチャットボットをサポートしています。詳細については、www.symphony.com

About Symphony Symphony is the most secure and compliant markets’ infrastructure and technology platform, where solutions are built or integrated to standardize, automate and innovate financial services workflows. It is a vibrant community of over half a million financial professionals with a trusted directory and serves over 1000 institutions. Symphony is powering over 2,000 community built applications and bots. For more information, visit www.symphony.com.

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Odette Maher
+44 7747 420807 odette.maher@symphony.com

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みずほ銀行グローバル・マーケッツ・カンパニーのDX、鍵は「社内外連携とデータ活用」 Symphonyで実現 https://symphony.com/jp/ja/case-study-ja/casestudy5-6-6-2022/ Mon, 06 Jun 2022 13:11:25 +0000 https://symphony.com/?p=7895 『未来化プロジェクト』と銘打ち、グローバル・マーケッツ・カンパニーのDX(デジタル・トランスフォーメーション)に取り組むみずほ銀行市場開発部。DX化を担う重要基盤の1つに「Symphony」を位置づけ、社内外のステークホルダーとの連携を拡充し、業務効率化を推し進めています。同部に所属する市場システム開発推進チームのお2人に、Symphony導入の背景、活用方法、その効果についてお話を伺います。

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みずほ銀行グローバル・マーケッツ・カンパニーのDX、鍵は「社内外連携とデータ活用」 Symphonyで実現

『未来化プロジェクト』と銘打ち、グローバル・マーケッツ・カンパニーのDX(デジタル・トランスフォーメーション)に取り組むみずほ銀行市場開発部。DX化を担う重要基盤の1つに「Symphony」を位置づけ、社内外のステークホルダーとの連携を拡充し、業務効率化を推し進めています。同部に所属する市場システム開発推進チームのお2人に、Symphony導入の背景、活用方法、その効果についてお話を伺います。

みずほ銀行
市場開発部
市場システム開発推進チーム
次長 貞利修平様・調査役 島田貴章様

DXプロジェクトの2つの核は「データレイク」と「Symphony」

まずは、お2人の業務内容を教えてください。

貞利修平様(以下、貞利様):

私たち市場開発部は、みずほフィナンシャルグループの中でグローバル・マーケッツ・カンパニー(以下、GMC)とよばれる、銀行の市場業務、取引の執行を担当する部門に属しています。

部門全体としては、お客さまとダイレクトに接することもあれば、営業部店の担当を介してお客さまと接することもあります。また、他の金融機関や証券会社とも取引をしています。これを国内だけでなく、海外でも同じように行っています。

その中で、システムを担当し、取引の自動化・電子化を進めるのが我々の仕事です。ここ数年は特に『未来化プロジェクト』として、ディーリングルームのDXに注力しています。

 

島田貴章様(以下、島田様):

そのDXを進めるにあたり、GMCの現場のニーズをくみ取り、取り入れていくのも我々の仕事です。現行のシステムの更新をしたり、そのユーザーである現場とIT部門の間に入ってプロジェクトの推進、サポートを行ったりもします。

そして、Symphonyのように、利用しているツールを運営する御会社様とのコミュニケーションも担当しています。

 

『未来化プロジェクト』の全容と、Symphonyの活用状況を教えていただけますか?

貞利様:

『未来化プロジェクト』は、GMC全体で取り組んでいる、ディーリングルームのDXプロジェクトです。発足の背景にはやはり、「ディーリングルームを電子化・自動化していかなければ世の中においていかれる」という課題意識がありました。

プロジェクト開始当初、RPAなどを利用して効率化を進めていました。その後、さまざまなテクノロジーを調査し、見極める段階を経て、現在はデータ基盤としての「データレイク」とコミュニケーション基盤としての「Symphony」の2つを核に据えています。

Symphonyの最大の利点は、コミュニケーションだけでなく、チャットボットを開発することで行内のさまざまなシステムと連携し、自動化を推進していける点だと考えています。

今では国内のフロント、ミドル、バックに留まらず海外拠点でも利用されており、みずほ証券も合わせたグローバル・マーケッツ・カンパニー全体で活用している重要基盤となっています。海外拠点でも独自にボットを開発し、情報交換できるようになっています。

『未来化プロジェクト』におけるSymphonyの活用方法

データレイクに力を入れている理由や目的はどんなものだったのでしょうか?

貞利様:

データレイクとは、クラウド上で構築した基盤にビッグデータを一元的に保存しておける情報の格納庫のことです。ビッグデータの活用にあたり、市場部門で使われる行内データだけでなく、マーケットデータなどの構造化データ、ニュースなどの非構造化データなど、さまざまなデータを収集し、AIで分析する手段として導入しました。

基盤が完成してまだ間もないですが、BIツールで取引を可視化したり、ダッシュボードで取引や自分たちが持つ金利や為替のポジションの状況を可視化したり、さらに、Symphonyの基盤と一体化させて活用することで、そうした情報をグローバルに共有したりといった形で活用が始まっています。

 

一方、Symphonyを『未来化プロジェクト』の核として導入した背景にはどんな経緯があったのでしょうか?
島田様:

他のツールと比較して、コストが格段に低かったこと、ログを取れることに加え、Symphonyのセキュリティ、安全性の高さが挙げられます。我々は金融機関ですので、ツールを提供するSymphony社ですら中身が見えないというセキュリティの堅さは非常に重要でした。

一般的なコミュニケーションツールは一通り検討したのですが、総合的に判断してSymphonyに決めました。

 

現在、Symphonyをどのように活用していますか?

貞利様:

あらゆる場面で活用しています。各ルームで会話して、マーケットの状況を共有したり。従来は紙やハンコを使って回覧していたような情報も、オンライン上で共有・承認・記録できるチャットボットをSymphony内で開発し、一部で活用したりしています。

ほかにも、スケジュール管理をしてくれるチャットボット、ファイルサーバーに格納されている特定のファイルの内容が更新されたら教えてくれるチャットボットなどもありますね。

 

島田様:

また、データレイクに関連し、既存システムに入力されないものの有用な情報をデータとして蓄積するためにSymphonyチャットボットを活用しています。データ蓄積において、システム改修を行うほどではないものの個人管理の表計算ソフトよりは厳格に管理を行いたい、といったニーズにSymphonyチャットボットは上手くマッチしてくれます。

さらに、市場部門の業務はグローバルなのですが、海外拠点との連携がより効率的に行えるように翻訳チャットボットなども開発して利用しています。Symphony自体、英語・日本語に対応しているので、だれにでも使ってもらいやすいという利便性もありますね。

「社外との連携」も安心して、よりスムーズに

社外とのコミュニケーションに関しても、チャットボットを活用していると伺いました。

貞利様:

最近、Symphony上でのインターバンクの相手先とのやりとり、コンファメーションから取引システムへの入力データを自動生成するチャットボットを導入しました。情報が自動的に手元に記録されるし、その後の取引入力が自動化されて効率がいいですね。

 

島田様:

今後は相手先とも連携し、双方の業務とも自動化できるチャットボットも考えていきたいと思っています。

 

金融業界において、社外との連携はセンシティブな問題と耳にします。御行は外部との連携にもSymphonyの活用を進めていますが、今までご苦労はありましたか?

貞利様:

やはりコンプライアンスの問題が絡むので、簡単ではありませんでした。海外の金融機関での不芳事例などが伝わっていることもあり、行内に不安がなかったとは言えません。

ですから、まずは安全性を確保するために、モニタリングルールとネットワークの範囲をしっかりと決めて始めました。

今はもう少し自由度を高めていきたいと思っていて、その際に安全性が低下しないよう、AI監査ツールを導入し、モニタリングのレベルを高める予定です。

 

そのように社内外との連携を進めた結果、どんなインパクトがありましたか?

貞利様:

ハンコレスであったり、時間の短縮であったり、効率化には確実に大きく寄与しています。チャットボット開発初期のころには、各チャットボットの開発によって短縮された時間を計測していましたが、数をこなしていく中で、今は効率化されることが当たり前になってしまったため、もはや計測をしていないほどです。

 

島田様:

たしかに「仕事が進んでいる感」がありますね。不要な待ち時間がなくなり、社内の能率がすごく上がっています。経営陣からも「スマホからSymphonyにアクセスしたい」という要望が挙がっており、活用はさらに広がっています。

「DXの旗振り役」に必要なマインドセットと今後の展望

部内にチャットボットの開発担当者がいると伺いました。DXを内製化で進めているケースは業界ではめずらしい気もしますが、御行ではなぜ実現できているのでしょう?

貞利様:

行員の他に、同グループのみずほリサーチ&テクノロジーズから20人くらい常駐してもらって、彼らがスクラムを組んで内製開発を進めているのですが、その体制を活用できたのが大きかったです。

また、『未来化プロジェクト』にはもともと、「既存のシステムに手を加えるのは余計にお金がかかる」「システムはユーザーの近くで開発しないと世の中の速さについていけない」という前提があることも影響していると思いますね。

 

今後、主に社外連携について、どんな展望を描いていますか?

貞利様:

今後は、お客さまとのやりとりもSymphonyのチャットで行うなど、活用の幅をさらに広げていきたいと思っています。例えば、レートの問い合わせに返信してくれるチャットボットを、お客さまにも使っていただけるようにしたり、お客さまの利便性を高める部分で活用を進めていければと。

データレイクとSymphonyの一体化による活用も、ますます進めていきます。例えば、取引に関するチャットの問い合わせに、データレイクのデータを照会してそれに返信するような。市場取引に限ってですが、トランザクションやポジションのデータなども、国内外含め、可能な限りボーダレスにデータレイクに集約していく予定です。

 

最後に、DXの旗振り役として牽引されてきたお立場で、他の企業がDXを進める・企画するうえでリーダーとして大切なこと、アドバイスはありますか?

貞利様:

我々も相当苦労して、失敗したり後戻りしたりしながらここまできました。

なにか言えることがあるとすれば、「DXだ」と大上段に振りかぶってもアイデアは出てこないので、現場にいる、こうした新しいテクノロジーが好きな人と組んで、とりあえずやってみることでしょうか。

すると、まわりがうらやましがって、「そんなことできるの?そんなに便利になるの?」と乗ってくる。そういう進め方に行き着きましたし、これからもそんなイメージでいます。

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より詳細な製品情報やトレーニングのご要望に関しては、

下記よりお問い合わせください。

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Symphonyは単なるチャットツールではなく、組織変革ツール。みずほ証券、旗振り役の挑戦と展望 https://symphony.com/jp/ja/case-study-ja/casestudy1-2-24-2022/ Thu, 24 Feb 2022 09:00:58 +0000 https://symphony.com/?p=5922 日系金融機関で先陣を切ってSymphonyを導入したみずほ証券株式会社。その立役者ともいえる今泉ライアン様に導入までの経緯、今後導入を考えている企業各社へのアドバイスなどを伺いました。

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Symphonyは単なるチャットツールではなく、組織変革ツール。
みずほ証券、旗振り役の挑戦と展望

日系金融機関で先陣を切ってSymphonyを導入したみずほ証券株式会社。

その立役者ともいえる今泉ライアン様に導入までの経緯、今後導入を考えている企業各社へのアドバイスなどを伺いました。

みずほ証券株式会社
グローバルマーケッツ部門 エクイティ本部
パンアジアン エクイティ COO/マネージングディレクター
今泉ライアン様

グローバルな業務ならではのコミュニケーション課題

まずは、ご自身のお仕事内容をご紹介ください。

今泉ライアン様(以下、今泉様):

みずほ証券株式会社のエクイティ本部にて、エクイティビジネスのビジネス推進を担っています。海外拠点と東京拠点との連携も行う部署で、社内のトレーダー、営業担当者の円滑な業務のサポートを行っています。また、新しいシステムの導入や見直し、先進的なテクノロジーの提案という役割もあります。

私自身は個別のトレーディングや営業活動は行っていませんが、直接お客様にお会いすることもあります。新型コロナウイルスの感染拡大前には、年間70~80の会議に出席し、ニューヨーク、香港、ロンドンにも年に2回ずつ出張していました。

当社は、日本株ビジネスに強みを持っていますが、株式のビジネスはグローバルです。日本株のお客様は海外にも多数いらっしゃり、ニューヨーク、香港、ロンドン、シンガポールにある弊社の海外拠点と密接に連携を取る必要があります。

 

Symphonyの導入にあたって、最初のきっかけ、解決すべき問題はなんでしたか?

今泉様:

1つ目は、グローバルにコミュニケーションをするためのツールが、メールと電話以外にほとんどなかったことです。

「メールを読んでもらえない」「メールの返信が来ない」「メールがどこかに埋もれてしまう」「電話をしてもつかまらない」といったように、迅速なレスポンスが期待できず、コミュニケーションの難しさに課題を感じていました。こうした課題は、グループ会社間でも発生していました。

2つ目は、日本の規制で、銀行と証券会社の間には高い壁(ファイアウォール)を設けなければなりません。例えば、メールを送信する際にも情報管理上のルールがありますが、非常に多忙で急いでいる担当者が、そのルールをうっかり漏らすといったことがないように、情報セキュリティやコンプライアンスの面でサポートしたいと感じていました。

外資系企業とのギャップにも危機感

今泉様は以前、外資系企業にお勤めだったそうですね。

今泉様:

はい、当社入社前は外資系証券会社に在籍していました。そこでは2004年当時から、簡単にアクセスできる社内のチャットやビデオ通話のツールがあり、自席からであっても海外のお客様とすでに直接連絡ができる環境でした。

一方、当社にあったのは国内のチャットのみで、その違いを知る身としてはコミュニケーション手段の遅れを痛感していました。

 

そうした日本企業と外資系企業との差は、お仕事上のどのようなところに感じましたか?

今泉様:

なんといっても、コミュニケーションのスピード感です。

スピードと正確性が求められる株式の世界で、「電話してもつかまらない」「メールが読まれない」のではスムーズにディールが進みません。

日本の会社も、テクノロジーに関する先進的な着眼点を持つことが大切であると思います。私としては、Symphony導入を通じて、テクノロジーに対する社員の意識も高めていきたいと思っています。

「Symphonyなしでは円滑な業務ができない」コロナ禍で力を発揮

では、どのようにSymphonyを活用し、どのような効果を実感されていますか?

今泉様:

まず、Symphonyというチャットツールでつながることで、お互いに返答が速くなり、スピーディーかつ有益な情報交換ができるようになりました。また、Symphonyの「チャットボット」機能を用いて、チャットを始める前に宛名の確認を自動でできるようにすることで、先ほどの情報セキュリティやコンプライアンスの面を担保しながらコミュニケーションを図ることができるようになりました。今では、ビジネス部門とコンプライアンスなど他部門の担当者が、Symphonyの同じチャットルームでコミュニケーションを取っています。これは当社にとって大きなステップです。特に、コロナ禍において、オフィスの所在地が異なっていたり、在宅勤務をしていたりと、社員間で物理的な距離が生まれている中で、Symphonyというチャットツールの力が非常に発揮されていると感じています。

また、Symphonyは単なるチャットツールではなく、業務効率の向上を実現するツールであるとも感じています。

例えば、これまでは専用のシステムにログインして、株式の現物ポジションの確認を行っていましたが、Symphonyの「チャットボット」を活用することで、ログインなしにデータにアクセスできるようになりました。

システムへのログインは、多忙なトレーダーなどにとっては面倒なこと。また、ログインやそれに伴うユーザーアカウントが不要になることで、システム利用にかかるコストの削減にもつながるのです。

今では「Symphonyなしでは円滑な業務ができない」という声も社内で聞かれるほど、幅広い業務で活用しています。

今後は業務の効率化だけでなく、ビジネスの拡大にもつながるような使い方をしていきたいと考えています。

例えば、株式の取引データから、特定銘柄の購入履歴を抽出することで、迅速にお客様にご提案できるようにするといった具合に。

株式の取引データの他にも、Symphonyを通じてさまざまなデータにアクセスすることで、ビジネスの拡大につなげられると期待しています。まさに無限大の可能性を秘めているのです。

Symphony導入でどのような課題を解決するか=ビジョンを持つこと

今泉様のように、Symphony導入の「旗振り役」として立ち上がりたい読者にアドバイスはありますか?

今泉様:

実はSymphonyを導入する前、すでに全社的なコミュニケーションツールとして他社のチャットツールを採用することが決まっていたんです。

しかし、Symphonyは単なるチャットツールではなく、チャットボットとの連携などによって、マーケッツビジネスにおける業務効率をアップしたり、ビジネス拡大に資する、いわば「組織変革のためのツール」であることを強調し、社内で提案しました。

情報セキュリティの面では、Symphonyが数多くの金融機関から出資を受けており、コンプライアンス要件や監査要件を満たしていたことから、コンプライアンス部門の理解を得やすかったです。

肝心なのは、Symphonyの可能性を十分に理解すること。金融機関として導入することで、どのような課題を解決できるのかというビジョンを持つこと。

そうすれば、他のチャットツールとは明らかに一線を画す存在であることを確信できますし、導入に際して、多少の社内の抵抗があったとしても、そのチャレンジは乗り越えられるでしょう。

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株式会社三菱UFJ銀行に聞くSymphony導入のビフォー・アフター。「金融機関の利用を前提にしているという安心感」

外国人投資家向け常任代理人業務においてSymphonyの活用を進めている株式会社三菱UFJ銀行決済事業部。きっかけはお客様である海外金融機関からの紹介だったそうですが、実際に導入し、今なお進化を模索中とのこと。導入までの経緯、活用方法とインパクト、今後への期待などを伺いました。

より詳細な製品情報やトレーニングのご要望に関しては、

下記よりお問い合わせください。

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株式会社三菱UFJ銀行に聞くSymphony導入のビフォー・アフター。「金融機関の利用を前提にしているという安心感」 https://symphony.com/jp/ja/case-study-ja/casestudy2-2-24-2022/ Thu, 24 Feb 2022 08:00:05 +0000 https://symphony.com/?p=5926 外国人投資家向け常任代理人業務においてSymphonyの活用を進めている株式会社三菱UFJ銀行決済事業部。きっかけはお客様である海外金融機関からの紹介だったそうですが、実際に導入し、今なお進化を模索中とのこと。導入までの経緯、活用方法とインパクト、今後への期待などを伺いました。

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株式会社三菱UFJ銀行に聞くSymphony導入のビフォー・アフター。
「金融機関の利用を前提にしているという安心感」

外国人投資家向け常任代理人業務においてSymphonyの活用を進めている株式会社三菱UFJ銀行決済事業部。

きっかけはお客様である海外金融機関からの紹介だったそうですが、実際に導入し、今なお進化を模索中とのこと。

導入までの経緯、活用方法とインパクト、今後への期待などを伺いました。

三菱UFJ銀行
決済事業部 企画グループ
加藤香菜様

海外金融機関から影響を受けて

まずご自身のお仕事の内容をご紹介ください。

決済事業部では内外金融機関をお客様とし、円資産の保護預かりや円資金・証券の決済代行等を行う部署です。企画グループでは部内業務の総括的な立場を担っており、業務の効率化もミッションの一つとなっています。

 

Symphonyの導入にあたって、最初のきっかけ、背景はなんだったのでしょうか?

Symphonyについて初めて耳にしたのは、Symphonyユーザーである外資系金融機関のお客様より「革新的なツールを使って決済業務の効率化を図っている」という事例をご紹介いただいたことがきっかけでした。

先進的な技術活用により業務効率化に大きな効果を発揮されているという進んだ事例のお話を伺い、強い影響を受けて導入検討を開始したのが2018年の秋頃です。

検討にあたっては、これまでOutlookメールといった一般的なメールでのやり取りが主なビジネススタイルの中、Symphonyのチャットボットの仕組みや自動化の事例が、所管する決済領域にプラスもマイナスも含め、どういった影響を与えるのかが焦点となりました。

また金融機関としてはコンプライアンス、情報セキュリティの観点で高いレベルを保持する必要がありチャットは非常に便利である一方、決済では一度事故やトラブルが発生すると、実損の発生に加え 大切なお客さまの信用・信頼を揺るがすことに繋がります。

検討は慎重に進める必要があり、こうしたコンプライアンス、情報セキュリティの課題をクリアしながらいかに業務効率化に活用できるか、というのが一番の課題でした。

また業界慣習として電話・メールがスタンダードなカルチャーであることや、情報漏洩などのリスクも踏まえ、まずは弊行内での活用からスタートするスタイルで導入しました。

すばやく効果が見られたコロナ禍でのチャット活用

具体的に活用を始められていかがでしたか?

2019年7月に部内メンバー同士のチャットから利用を開始したのですが、コロナ禍におけるリモートワークの促進といった背景も受け、チャットは非常に役立ったと言えます。

これまでは、オフィスで机を並べお互いの状況を見て声をかけながら業務遂行していましたが、チャットの活用により、リモートワークにおけるコミュニケーションがよりスムーズにできました。

チャット利用の次に挑戦したのがチャットボットの業務活用です。

証券決済の業務では、日々100件以上の決済ステータスに関して、お客様からの問い合わせを受けています。照会の度に決済明細毎に照会番号をホストシステムに入力、検索し、回答するという業務は、相応に負荷の高い業務です。

この業務をユースケースとし、弊行デジタル企画部(当時)とPOC(Proof of Concept:実証実験)という形でチャットボットを構築し試用したところ、Symphonyを通じたホストシステムからのデータ検索の効率化が図れ、お客様へのメール返信が従来よりスムーズになりました。

 

コロナ感染が収束して、オフィスへの回帰が始まってもツールは継続使用しますか?

はい。リモートワークも然ることながら、チャットボットの活用による業務効率化がSymphonyの魅力の一つなので、今後もSymphony活用の場は多くあると思っています。

業界を巻き込むワーキンググループの活動も

Symphonyを導入する際、コンプライアンスと情報セキュリティの課題をクリアしたポイントは何ですか?

既に導入済の金融機関が海外の大手であり、かつ弊行とも関わりが深い金融機関が多数あった点、こういった金融機関が出資している点も評価につながりました。

また、Symphonyにおける金融機関での利用を前提としたコンプライアンス・情報セキュリティ機能や暗号鍵への特許取得といった機能面も挙げられます。

他ツールとの比較の中で、ユーザー層やセキュリティの差異化はSymphony選択における重要なポイントになりました。

 

今後はどのようにSymphonyを活用したいと期待されていますか?

Symphonyは弊行が導入した2019年と比べ、国内外の他金融機関ユーザーが着実に増加しており、相互利用の可能性も見えてきたところです。今後の活用の幅は、外部環境も大きく関わってくると思っています。

例えば業界全体としてSymphonyが浸透することで、国債の決済の際に発生する非効率性の問題解消にも活かせるのではないかと考えています。

現状は国債の決済時限のある中で電話でのやりとりが中心であり、時に定められた時間内に決済が成立しないケースもあります。それがSymphonyを通じた他金融機関とのスムーズな連携により、これまで以上にスピーディーに決済していけるのでは、という期待があります。

現段階では、情報セキュリティやコンプライアンスの問題、業界全体の足並みを揃える必要もあり、実現には至っていませんが、まずは国債決済の市場参加者全体でチャットができるような環境作りを目指し、活動を行っているフェーズです。

具体的にはSymphony社や国内外金融機関と連携の上「ジャパン・ワーキング」というワーキンググループで、議論や意見の集約などを進めています。

Symphonyのように機動的にシステムを構築できる仕組みの存在は、金融業界のシステムを柔軟に結びつけ、大きな変化をもたらす可能性があると感じています。

 

コンプライアンスや情報セキュリティに関する難度が高い中、Symphonyのようなツールを 使って業務改善を進めていくにはどうすればよいでしょうか?

金融機関ごとにポリシーは異なると思いますが、業界全体としてコンプライアンスや情報セキュリティに高い水準を要求される環境にあるため、新たなツールの導入にはコストや労力、内部ルールによる制約によって実現が難しい、と先入観に囚われることが多いかと思います。

ただ、情報の全てを開示するわけにはいきませんが、可能な部分についてはナレッジを相互共有し、業界全体として推進する機運を高め、足並みを揃えつつ業務改善に向け前進していくことが重要だと思います。

弊行でも「変革と挑戦」というスローガンに基づき、新しいことに取組むポジティブなマインドシフトが起こっているのを実感しています。今後も新たな視点を大切にしながら、幅広い業務改善に挑戦したいと考えています。

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「取引所要時間が5分から10秒へ」日本マスタートラスト信託銀行がSymphonyで実現した変革 https://symphony.com/jp/ja/case-study-ja/casestudy3-2-24-2022/ Thu, 24 Feb 2022 07:00:25 +0000 https://symphony.com/?p=5886 Symphonyの導入で取引先とのインターフェース変革を実現した日本マスタートラスト信託銀行 。その導入の背景、活用方法などを含めて、Symphonyによって生み出された効果についてお話を伺いました 。

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「取引所要時間が5分から10秒へ」
日本マスタートラスト信託銀行がSymphonyで実現した変革

Symphonyの導入で取引先とのインターフェース変革を実現した日本マスタートラスト信託銀行 。

その導入の背景、活用方法などを含めて、Symphonyによって生み出された効果についてお話を伺いました 。

日本マスタートラスト信託銀行
業務企画推進部 事務企画グループ 
寺島優介様・松浦博力様

事業拡大のため新しいコミュニケーションチャネルが必要だった

貴社の業務内容について教えてください。

松浦様:

日本マスタートラスト信託銀行は、資産管理(有価証券等の管理)を専門とする信託銀行です。年金基金や投信委託会社などのお客さまから資産をお預かりして、資金決済や有価証券の保管、受渡等の実務を担っています。

私どもが所属する業務企画推進部は、その資産管理実務の企画を所管しています。この中で私どもは、株式レンディングの収益向上に向けた施策の立案、企画を担当しています。

 

Symphony導入の経緯を教えてください。

松浦様:

Symphonyの存在を知ったのは2019年11月です。株式レンディング事業拡大のための新しい業務支援システム構築を検討していたときでした。この業務支援の一環としてSymphony導入を社内で提案したものです。

 

Symphony導入の効果をどのように評価していますか?

松浦様:

最も大きい効果はやはり取引先の拡大です。当社がSymphonyを導入することで取引先(証券会社など)においてもSymphonyの導入が進み、結果として当社にネットワーク効果をもたらしました。

Symphonyの利点として導入費用、運用費用が安価であることがあり、トレーダー1人あたり年間2万円程度で運用できることが、この拡大に寄与しているものと見ています。

また、Symphonyの主要機能によって取引先間のコミュニケーションコストが大きく低減したことは言うまでもありません。

従来、電子メールなどを介していたレンディング取引がSymphonyに置き換わったことで、大きな経済効果を得ています。

チャットボットで取引を自動化。取引成立に要する時間は5分から10秒へ短縮

Symphonyの機能活用についてご紹介ください。

松浦様:

株式レンディングの取引支援システムに、Symphonyの「チャットボット」を実装しました。

取引先から株式借入の注文をいただく際、Symphonyの「エレメントフォーム」を「チャットボット」に自動表示させています。ここに表示された情報が当社システムに連動して、注文への応諾可否を取引先へ自動応答することができます。注文に応じて取引が成立した場合、その結果が当社システムで自動処理される仕組みです。

従来はこの一連の実務をすべてトレーダーが担っており、注文をいただいてから取引成立までに5分以上を要していました。これがSymphonyの「チャットボット」機能によって、トレーダーの仕事は「取引可否を判断するだけ」になり、最短10秒で取引が完結できるようになりました。

 

最後に、Symphonyへの今後の期待 をお聞かせください。

寺島様:

Symphonyは株式レンディング取引以外の領域へ拡がる可能性を秘めています。

有価証券の運用、管理の業界では、取引先間のコミュニケーションコストを課題と考える会社が数多く、市場参加者の拡大や昨今の在宅勤務の進展によって、その課題はますます克服が難しくなっています。

Symphonyはこのような課題に対して、時間、時差、場所、IT環境、参加者数などの条件に拘束されることなく解決策を提供できるインフラであり、その進化には大きな期待を寄せています。

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SMBC日興証券株式会社に聞く、Symphony導入のインパクト

チャットツールの導入へのニーズは、以前から社内で大きかったというSMBC日興証券株式会社。

しかし、セキュリティーや使い勝手の面などから、なかなか選定基準を満たすものに出会えなかったと言います。

そうした中、Symphony導入を推進された、グローバル・テクノロジー部システム企画課長の長谷川朋弘様に、その経緯、活用の仕方、それによって感じているインパクトなどを伺いました。

SMBC日興証券株式会社
グローバル・テクノロジー部 システム企画課長
長谷川朋弘様

セキュアな環境で使えるチャットツールを探していた

まずは、ご自身の業務内容について教えてください。

私の所属するSMBC日興証券株式会社グローバル・テクノロジー部は、グローバルマーケッツ向けの事業に関わるシステムの企画を行っています。

内容としては、システムのユーザーであるグローバル事業部門で働く社員のニーズを捉え、それをシステムとして構築することで、業務改善を行うことです。

彼らと一緒になって、よりよいシステムを作り上げていくイメージです。

Symphony導入の経緯を教えてください。

ユーザーからチャットツール導入の要望が強かったこともあり、当社では過去にもチャットを採り入れてきました。ただ、私たちのニーズと使い勝手が合致するものに、なかなか出会えませんでした。

Symphony導入で最も重視したのは、セキュアな環境で利用できるかどうかという点です。

特に社外と情報連携する際には、金融機関という立場上、第三者への情報漏えいは絶対にあってはなりません。Symphonyは、私たちの選定基準を満たしていると感じました。

多方向のメンション機能によって業務スピードが高速化

過去に利用されたチャットツールとの比較についてお聞かせください。

当社では、2015年ごろから一部の部署でチャット利用を始めてきました。私たちのニーズとは使い勝手が上手く合致せず、浸透率としては低かったです。

チャットのよさは「送ったときにすぐ気づいてもらえる」点だと思います。それでも、参加者が不特定多数になってくると、気づかれない場合も多いです。

メンション機能などがあれば自分宛に来たことが分かって、利用頻度も高まると思うのですが、過去のチャットツールにはそのような機能が見当たらなかったのです。

メールでは相手からの反応が遅いことも理解の範疇ですが、チャットはスムーズであることへの期待感があります。それだけに、レスポンスが遅いことに不満感が高まりました。

チャットがスムーズでないことで、業務が非効率になる感覚はありましたか?

個人で使うLINEにしても、人によって見るのが早い人とそうでない人がいます。

ただ、仕事に関しては、参加者全体のチェックが早ければ情報連携がスピーディーにできます。実際Symphonyを使ってみて、そうした意識づけも行われたと感じています。

Symphonyのどういった機能にメリットを感じていますか?

ほかのチャットツールと比べると、「気づかせるための機能」が多く散りばめられていると感じています。

「メンション機能」や「ピンづけ」、「ハッシュタグ」、また、参加者を限定した「ルーム」も簡単に作れます。ユーザーからも「課やチームを越えた、メンバー同士の情報連携がスムーズになった」と言われます。

使い方に慣れれば、連絡手段がメールからチャットに流れていくのは、当然の動きになるのではないでしょうか。

また、社外でも、一部の開発ベンダー様とはSymphonyでやりとりしています。今までは当社に常駐していただく必要があったのですが、Symphonyを利用することで、コロナ禍でも開発が同時に進められました。

使いやすさとセキュリティの高さを両立

Symphonyのセキュリティの高さはどのようなときに感じますか?

チャットツールの導入にあたっては、他社製品も比較検討しました。ただ、Symphonyにある機能すべてを満たしているものはなかったです。

また、Symphonyには間違えて送ってしまったメッセージの取り消し機能もあります。一方で、すべての履歴を検索・発見することも可能なので、セキュリティ面での安心感があります。

セキュアな状態で、暗号化した情報をエンド・トゥ・エンドでやりとりできることは、非常に重要です。

ビジネス用チャットという意味では、見た目はシンプルでいいと思っています。Symphonyは本当に大切な部分をきちんと掴んでいるという印象です。

チャットボット利用で余剰時間を創出。ユーザーへの対応もスムーズに

Symphonyの利用によって、プラスアルファのメリットは感じますか?

システム開発チームでは「チャットボット」を活用しています。例えば、システムの不具合の検知があった場合は、ボットが作動して、迅速に情報共有をしています。

これまではメールで行っていたのですが、そのやり方では特に部署をまたいで情報を共有していく際、時間がかかってしまうことがありました。

メールでは、過去の文をさかのぼっていくと、コミュニケーションの連続性が途切れてしまうことがあります。

それに、返信漏れや伝えてはいけない人に誤って送信してしまわないようにしなければなりません。チャットではルームを一つ作ってやりとりしていけば、誤送信は起こりにくくなります。

さらに、メールですと、1回ずつ立ち上げて返信するという作業だけでも時間がかかります。その点、チャットはリプライを続けていくだけなので楽です。

それによって、次のシステムのリリースが早まったり、ユーザーやその先にいるお客様への対応もスムーズになったりしたと感じています。

RPAやAIとの連携でより満足度の高いサービスを提供

今後Symphonyをどのように活用していきたいですか?

グローバルマーケッツ部門においては、以前から海外と連携できるツールが必要だと言われてきましたが、Symphonyの導入によってそれをカバーできるようになりました。

しかし、Symphonyの強みはなんといってもチャットボットとの連携です。

例えば、今はいろんな部署でRPAの導入が進んでいますが、その導入の途中経過に関する社内での報告やサポートに、チャットボットを活用しています。

さらに、今後はお客様への戦略的なアプローチを考えた場合にも、チャットボットを活用することでいち早くゴールに到達できると考えています。

例えば、社内トレーダーとディーラーの債券価格の引き合いや、自動でレートを引き出すツールなども、チャットボットで構築してみたいです。

Symphonyを使い始めて2年ですが、これまでは社内の利用頻度を増やすという側面が強かったように思います。

次のフェーズでは、Symphonyの利用やチャットボットを作ることで、社外との情報連携を加速させ、当社の価値をさらに高めていきたいと思っています。

シンプルなお問い合わせにはチャットボットが対応し、それによって生まれた時間を使って、人がより質の高い情報を作っていく。そうしたことができれば、より差別化が図れるのではないでしょうか。Symphonyへの期待は非常に大きいです。

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金融機関向けコレボレーションプラットフォーム「Symphony」の利用開始について https://www.taisyaku.jp/media/jsfpress_symphony.pdf#new_tab https://www.taisyaku.jp/media/jsfpress_symphony.pdf#new_tab#respond Tue, 01 Feb 2022 21:40:01 +0000 https://symphony.com/?p=6444 この度は、日本証券金融株式会社(本社:東京都中央区、代表執行役員社長: 櫛󠄁田 誠希、以下「日証金) は、Symphony Communications Services,LLC (本社:米国カルフォルニア州サニーベール、CEO:Brad Levy)が提供する金融プラットフォーム「Symphony」について、2022年2月1日より正式利用を開始することといたしました。

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金融機関向けコレボレーションプラットフォーム「Symphony」の利用開始について

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https://www.taisyaku.jp/media/jsfpress_symphony.pdf#new_tab/feed/ 0
FRONTEO、金融機関向けコラボレーションプラットフォームを提供する米Symphony社と協業開始 https://symphony.com/jp/ja/press-release-ja/symphonynewandpressrelease18/ https://symphony.com/jp/ja/press-release-ja/symphonynewandpressrelease18/#respond Tue, 21 Dec 2021 06:00:51 +0000 https://symphony.com/?p=6438 株式会社FRONTEO(本社:東京都港区、代表取締役社長:守本 正宏、以下 FRONTEO)はこの度、金融のインフラ、テクノロジープラットフォーム「Symphony」を提供する米Symphony Communication Services, LLC(本社:米国カリフォルニア州サニーベール、CEO Brad Levy、以下Symphony)と協業開始することを発表します。FRONTEOは「Symphony」との連携APIを開発し、メール&チャット監査システム「Communication Meter」によって金融機関のメッセージの監視、コンプライアンス面での対応を担うことで、プラットフォームサービスの導入をよりスムーズに検討することが可能になります。

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FRONTEO、金融機関向けコラボレーションプラットフォームを提供する米Symphony社と協業開始

プラットフォームの監視、コンプライアンス面での対応をCommunication Meterが担保

株式会社FRONTEO(本社:東京都港区、代表取締役社長:守本 正宏、以下 FRONTEO)はこの度、金融のインフラ、テクノロジープラットフォーム「Symphony」を提供する米Symphony Communication Services, LLC(本社:米国カリフォルニア州サニーベール、CEO Brad Levy、以下Symphony)と協業開始することを発表します。FRONTEOは「Symphony」との連携APIを開発し、メール&チャット監査システム「Communication Meter」によって金融機関のメッセージの監視、コンプライアンス面での対応を担うことで、プラットフォームサービスの導入をよりスムーズに検討することが可能になります。

新型コロナウイルス感染症の拡大によるリモートワークの普及も影響し、国内外のトップ金融機関においてもメールと併せたチャットの効果的活用が以前に増して重要となりつつあります。2021年7月に発令された4回目の緊急事態宣言後においても、従業員の出社を70%削減する政府要請が出されている中、従業員の安全確保と同時に、事業継続、在宅勤務体制の確立、業務の効率化は喫緊の課題です。その一方、顧客やマーケットに関わる高度機密情報の慎重な取り扱いが欠かせない金融業界においては、セキュリティやコンプライアンスに対する規則が特に厳格です。オンラインプラットフォームの活用にはとりわけ慎重で、導入までに長い検討プロセスを要することが慣例化しています。


上記の状況を踏まえ、コンプライアンス遵守が欠かせない金融機関における業務の効率化・高度化に寄与すべく、最もセキュアでコンプライアンスをサポートできるコラボレーションプラットフォームを提供するSymphonyとAIを用いて監査を効率的に行うシステムを提供するFRONTEOが協業する運びとなりました。「Symphony」は、統合されたメッセージング、ファイル共有、音声・ビデオ会議、画面共有において、社内外のコミュニケーションデータをエンドツーエンド暗号化で保護し、グローバル規制に対応しています。このプラットフォーム上のチャット監視機能を強化するのがFRONTEOの「Communication Meter」です。金融機関の社内外とのコミュニケーションにおいて 1) お客さまへの不適切な取引行為、2) 社内業務の適切性、3) 個人情報や機密情報の漏洩、その他さまざまな観点から監査を行います。メールだけでなくチャットデータにおいても、金融機関に求められるリスク管理の水準を踏まえた監査を行うことが可能になります。また、日英を始め、複数言語での監査も可能です。


FRONTEOとSymphonyの協業は2021年12月より開始します。両社のシナジー効果により、効率的・効果的なリスクマネジメントを実現し、金融業界全体の業務効率化とリモートワークを支援してまいります。

■ Communication Meterについて URL: https://kibit.fronteo.com/products/communication-meter/
「Communication Meter」はFRONTEOが開発した自然言語処理AIエンジン「KIBIT」を搭載したメール&チャット監査システムです。KIBITは独自のアルゴリズムを使い、異なる表現でも類似性や文脈を捉え、文章の特徴量を抽出できるため、大量のキーワード設定による抽出過多や、表記ゆれによる抽出もれなどを解消し、高い精度でメッセージの抽出が可能です。また、送受信日時や送受信者名、件名だけでなく、本文や添付ファイル(テキスト抽出可能なもの)をKIBITが網羅的に解析し、大量のメッセージの中から調査が必要なものを絞り込むことが可能になるため、監査官の業務を大幅に削減し、効率的な監査体制が構築、不正の早期発見・再発防止に貢献します。


■ KIBITについて URL: https://www.fronteo.com/products/kibit/
「KIBIT」は、テキスト解析においてキーワードに頼らず、専門家や業務熟練者が備える“暗黙知”を再現した独自の機械学習アルゴリズムを用いた人工知能です。高い自然言語処理技術を持ち、少量の教師データで短時間での高精度な解析が可能です。


■ FRONTEOについて URL: https://www.fronteo.com/
FRONTEOは、自然言語処理に特化した自社開発AIエンジン「KIBIT」と「conceptencoder」、「LoocaCross」を用いて膨大な量のテキストデータの中から意味のある重要な情報を抽出し、企業のビジネスを支援する、データ解析企業です。2003年8月の創業以来、企業の国際訴訟を支援する「eディスカバリ(電子証拠開示)」や、「デジタルフォレンジック調査」というリーガルテック事業をメインに、日本、米国、韓国、台湾とグローバルに事業を展開してきました。リーガルテック事業で培ったAI技術をもとに、2014年よりライフサイエンス分野、ビジネスインテリジェンス分野、OSINTへと事業のフィールドを拡大し、AIを用いて「テキストデータを知見に変える」ことで、創薬支援、認知症診断支援、金融・人事・営業支援など、様々な企業の課題解決に貢献しています。2007年6月26日東証マザーズ上場。2021年1月13日第一種医療機器製造販売業許可(許可番号:13B1X10350)を取得。資本金2,973,975千円(2021年3月31日現在)。

※FRONTEO、KIBIT、conceptencoderはFRONTEOの日本における登録商標です。


■ Symphonyについて URL:  https://symphony.com/jaSymphonyは最もセキュアでコンプライアンスをサポートできる金融のインフラ、テクノロジープラットフォームであり、信用されるディレクトリー上の50万人以上の金融のプロフェッショナルや1,000以上の企業によりソリューションの構築、連携そして金融のワークフローの自動化が進められています。またSymphonyは2,000以上のコミュニティが構築したアプリケーションやチャットボットをサポートしています。


プレスリリース全文はこちらからご覧になれます。
https://prtimes.jp/a/?f=d6776-20211221-0910be9d796d0ac612adbfff2a892406.pdf

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広島銀行がシンフォニー・コミュニティーに参加

東京、2022年12月21日 – 金融マーケットインフラとテクノロジープラットフォームのリーディングカンパニーであるシンフォニーは、広島銀行が50万人を超える金融プロフェッショナルのコミュニティに参加し、日本の地方銀行としては初めてコミュニティに参加したことを発表しました。

金融機関向けコレボレーションプラットフォーム「Symphony」の利用開始について

この度は、日本証券金融株式会社(本社:東京都中央区、代表執行役員社長: 櫛󠄁田 誠希、以下「日証金) は、Symphony Communications Services,LLC (本社:米国カルフォルニア州サニーベール、CEO:Brad Levy)が提供する金融プラットフォーム「Symphony」について、2022年2月1日より正式利用を開始することといたしました。

FRONTEO、金融機関向けコラボレーションプラットフォームを提供する米Symphony社と協業開始

株式会社FRONTEO(本社:東京都港区、代表取締役社長:守本 正宏、以下 FRONTEO)はこの度、金融のインフラ、テクノロジープラットフォーム「Symphony」を提供する米Symphony Communication Services, LLC(本社:米国カリフォルニア州サニーベール、CEO Brad Levy、以下Symphony)と協業開始することを発表します。FRONTEOは「Symphony」との連携APIを開発し、メール&チャット監査システム「Communication Meter」によって金融機関のメッセージの監視、コンプライアンス面での対応を担うことで、プラットフォームサービスの導入をよりスムーズに検討することが可能になります。

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JPモルガン、株取引決済にAIチャットボットー日本企業向けにスタート https://www.coindeskjapan.com/121381/#new_tab https://www.coindeskjapan.com/121381/#new_tab#respond Wed, 08 Sep 2021 05:00:08 +0000 https://symphony.com/?p=6436 米銀最大手のJPモルガン・チェースが、日本の証券会社や資産運用会社、信託銀行など法人顧客向けの株取引決済において、人工知能(AI)を搭載したチャットボット(対話型AI自動応答システム)の活用を始めた。

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JPモルガン、株取引決済にAIチャットボットー日本企業向けにスタート

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